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リーマンショック以降の各国の対策
■「BRICS」の場合
「BRICS」という言葉、皆さんご存知ですか?これは、「Brazil(ブラジル)」、「Russia(ロシア)」、「India(インド)」、「China(中国)」、この4つの国の頭文字をとったもので、「S」は英語の複数形を意味するものです。 ブラジル、ロシア、インド、中国… これらの国々は「新興国」とも呼ばれており、近年、急速に発展してきた国でもあります。しかし、海外からの「投機」によって発展したとも言えるんですね。したがって、国内経済の基盤はまだ脆弱であり、海外からの投資がなくなれば、一気に「冷める国々」でもあるのです。そんな中、リーマンショックがこれらの国々を襲いました。安い労働力や天然資源で潤ってきた国だけに、このダメージは計り知れないものがあったのです。とくに世界の工場と呼ばれている中国の現状は悲惨です。製造業が一気にガタ落ちしてしまったので、失業者も一気に増えてしまいましたし、不動産バブルの崩壊で地方からの出稼ぎの方も職を失いました。また、2008年初頭の石油価格の異常な高騰で、これまでにない好景気を記録したロシアでも、石油価格の下落とともに投機マネーも姿を消し、「あの時のお金はどこへやら…」 という感じなのです。新興国として急速な発展を見せてきたこれらの国々も、国内経済の基盤はまだまだ脆弱ですので、やはりこの不況に対する根本的な政策はまだ見えていません。立て直しをしようとも、その「地力」がないんですね。 その中でも中国とインドはまだマシと言えるでしょう。10億人以上という巨大な人口を抱える国なので、巨大な消費マーケットとして注目を集めているのです。日本からも、大手のスーパーやコンビニ、家電業界も中国やインドへの進出を進めています。人がたくさんいれば、それだけ「物品」が必要になりますので、やはり人口が多いというのは巨大なマーケットになり得るのです。このように消費が拡大しますと、お金の流れが生まれますし、景気刺激が進んである程度の経済効果が期待できます。なので中国とインドは「まだマシ」と言えるんですよ。 ところが… ロシアとブラジルはそうもいきません。消費大国としての魅力が中国やインドほどではないため、やはり「資源」に頼る政策を中心に進めるしかないのです。しかし、肝心の資源の実権は南アフリカが握りつつあるし… やはり、投機マネーによる国の発展とは、一気に国を「押し上げる力」を持っているものの、逆を言えば一気に「下げる力」も持っているものなのです。


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